
第33節
FC東京 1−2 大宮アルディージャ
2007年11月24日 味の素スタジアム
別にそうしようと心に決めていたわけでもないが、今年ここまでずっと続いていた慣習がある。「怒って試合途中でスタジアムを出ない」というのがそれだが、わざわざ慣習と言うほどのことでもない。だが、昨年あまりに何度もそれをやってしまい、味スタならまだしも、鹿島とか京都でそれをやると後味が実に侘しく情けなく、怒ってるはずなのに怒られたような気分になってはなはだ不愉快であった。試合終了までの残り何十分かも暇でしょうがない。ところが今年は幸いにも、どんな試合であろうともとりあえず最後までスタンドにいて、おかげで国立のナビスコ杯・横浜FC戦では「試合終了後に選手を罵倒するサポーター」として東京MXのカメラに抜かれてしまい、あれは失態だったが、まぁとりあえずあんな試合でもこんな試合でも、ホームもアウェーもナビスコも、すべて最後まで見届けたのである。脳内メーカーが気まぐれと思いつきで埋め尽くされているような人間としては、よくやったと自分で自分をほめてやりたい。
その慣習が、ホーム最終戦でついに破られてしまったことを幸と呼ぶべきか不幸と呼ぶべきか。とにかく大宮の2点目が決まった瞬間に自主的に退席させていただいたことを報告して、ホーム最終戦のレポートに代えさせていただきたい。あとほんの数分だったけれども、ここで立たねば男がすたると、よくわからないが何だか前向きな気分ではあった。
誰がどんなプレーをしたかとか、細かいこと言えばいいところあったし悪いところもあったのだが、今日に限っては何を言っても無駄な気がする。どうしてこんな情けないチームを応援しなければいけないのか、その理由が思いつかない。来年もFC東京を応援したい気持ちは、11月24日午後16時30分の時点ではまったくない。これからも飛田給に住み続けるならば、代わりにヴェルディを応援するしかないだろう。
何のためにこの人たちは、このチームは、このチームに関わる人間は、サッカーを生業にしているのだろう。それがさっぱりわからない。サッカーに関わるスペクタクルが、日々の暮らしを頑張ってたまの休みにスタジアムに喜びと楽しみを求めに来る人間たちの日常に負けてどうするのか。俺のほうがよっぽど頑張ってるぞオイ、と思われてどうするのか。パーツの取替えではなくエンジンの主要部分、設計図から引き直さなければこのチームの駄目なところは変わらないだろう。とか何とか言っても何もどうにもならないのが独り言の切ないところだが、独り言には独り言のカタルシスというものがあるので、書いてるうちにすっきりしてきた。それもサッカーの一部だというのなら、サッカーは偉い。応援も罵倒も独り言も全部受け入れて、それでもひたすら前へ進んでゆく。
この後小瀬にも行くし、丸亀にも行く。何だったらその次も、正月まで行けば正月まで行く。来年も、もちろん行く。純粋な動機は壊れてしまったが、ぼくはFC東京の試合をこれからも見に行く。理由? 次の試合を見てから考えます。
【FC東京の試合の最新記事】



![Powered by 269g[ブログ・ジー]](http://269g.jp/img/269g.gif)