2007年11月25日

東京のみなさんさようなら

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第33節
FC東京 1−2 大宮アルディージャ
2007年11月24日 味の素スタジアム

 別にそうしようと心に決めていたわけでもないが、今年ここまでずっと続いていた慣習がある。「怒って試合途中でスタジアムを出ない」というのがそれだが、わざわざ慣習と言うほどのことでもない。だが、昨年あまりに何度もそれをやってしまい、味スタならまだしも、鹿島とか京都でそれをやると後味が実に侘しく情けなく、怒ってるはずなのに怒られたような気分になってはなはだ不愉快であった。試合終了までの残り何十分かも暇でしょうがない。ところが今年は幸いにも、どんな試合であろうともとりあえず最後までスタンドにいて、おかげで国立のナビスコ杯・横浜FC戦では「試合終了後に選手を罵倒するサポーター」として東京MXのカメラに抜かれてしまい、あれは失態だったが、まぁとりあえずあんな試合でもこんな試合でも、ホームもアウェーもナビスコも、すべて最後まで見届けたのである。脳内メーカーが気まぐれと思いつきで埋め尽くされているような人間としては、よくやったと自分で自分をほめてやりたい。

 その慣習が、ホーム最終戦でついに破られてしまったことを幸と呼ぶべきか不幸と呼ぶべきか。とにかく大宮の2点目が決まった瞬間に自主的に退席させていただいたことを報告して、ホーム最終戦のレポートに代えさせていただきたい。あとほんの数分だったけれども、ここで立たねば男がすたると、よくわからないが何だか前向きな気分ではあった。

 誰がどんなプレーをしたかとか、細かいこと言えばいいところあったし悪いところもあったのだが、今日に限っては何を言っても無駄な気がする。どうしてこんな情けないチームを応援しなければいけないのか、その理由が思いつかない。来年もFC東京を応援したい気持ちは、11月24日午後16時30分の時点ではまったくない。これからも飛田給に住み続けるならば、代わりにヴェルディを応援するしかないだろう。

 何のためにこの人たちは、このチームは、このチームに関わる人間は、サッカーを生業にしているのだろう。それがさっぱりわからない。サッカーに関わるスペクタクルが、日々の暮らしを頑張ってたまの休みにスタジアムに喜びと楽しみを求めに来る人間たちの日常に負けてどうするのか。俺のほうがよっぽど頑張ってるぞオイ、と思われてどうするのか。パーツの取替えではなくエンジンの主要部分、設計図から引き直さなければこのチームの駄目なところは変わらないだろう。とか何とか言っても何もどうにもならないのが独り言の切ないところだが、独り言には独り言のカタルシスというものがあるので、書いてるうちにすっきりしてきた。それもサッカーの一部だというのなら、サッカーは偉い。応援も罵倒も独り言も全部受け入れて、それでもひたすら前へ進んでゆく。

 この後小瀬にも行くし、丸亀にも行く。何だったらその次も、正月まで行けば正月まで行く。来年も、もちろん行く。純粋な動機は壊れてしまったが、ぼくはFC東京の試合をこれからも見に行く。理由? 次の試合を見てから考えます。


ニックネーム びーた at 11:29| Comment(0) | TrackBack(0) | FC東京の試合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月19日

2階席からの眺め

第32節
FC東京 1−1 ガンバ大阪
2007年11月18日 味の素スタジアム

 今日は森村と池上だけを見ようと決めていたので、ピッチ全体が見渡せるゴール裏2階に席をとった。FC東京の応援ではなく、気分はあくまでサッカー観戦である。相手はガンバ大阪、勝ち負けなんか気にしていたらスタジアムに行く気にもなれないし、いちいち駄目なプレーに文句を言ってたらそれだけで疲れてしまう。というか、これまでの31試合ですでに疲れきっている。シーズンはあと3試合しかないのだ。何が何でも楽しいことを見つけて楽しむしかないじゃないか?

 森村は良かった。いちおうトップ下だがセカンドストライカーの役割で、ルーカスとセットで幅広く動き回りながらチャンスを作る係。シュートらしいシュートがなかったのが課題だが、球際のところで相手をヒョイとかわす身のこなしや、冷静な視野の広さに大物感が漂う。もう一味、スパイスの効いた得意技があれば確実に毎試合ベンチ入りレベルである。

 池上のプレーはさらにスマートだ。自分から仕掛けていくタイプではなく、来たボールをどうやってさばくかという受身のプレイヤーだが、意外と接触プレーに強いし、アウトサイド・キックを織り交ぜた足元の技術がうまい。機を見て前線まで一気に突っ走ったシーンも一度あった。派手なプレーはしないが、完成度が高い。浅利にも、宮沢にも、今野にもなれる器用さがある。それがどっちへ転ぶか、来年の指導者によって池上の運命は大きく変わる気がする。もちろん、大いに期待している。

 というわけで、森村と池上しか見ていなかったので他の選手のプレーはわからないし、失点と得点のこともよくわからない。失点は浄さんのミスが発端だったと思うが、あれくらいのミスは全員が均等にやっているんだから仕方がない。相手が同じミスをした時に、取り返せばいいだけの話だ。そして実際に取り返したんだから、よくやったと思う。モニの退場も結果的に良かった。しばらく忘れていた「10人になると強い東京」がよみがえったんだから。後半残り15分、人数の少ない東京がガンバのゴールに次々と攻め込んでゆくシーンは素晴らしかった。この時間帯だけを見れば、今シーズンで特筆すべき名場面だった。

 そして何より、馬場憂太の存在の大きさに触れないわけにはいかない。天才肌ゆえの気まぐれ、ケガの多さ、軽いプレーや態度など、どうしても信用しきれない選手だが、やはり彼がいるとチームが変わる。前半、バランスをとることに専念していたルーカスが生き生きとよみがえり、リチェーリが疾走し、憂太がボールを収めてタメを作ることでチームがダイナミックに動き出すのが2階席からはよく見える。もちろん梶山の存在も重要で、ケガあけということで目を見張るプレーは少なかったが、やはり梶山と馬場が東京のセンターラインにいると「何かが起きる」予感がする。

 たかが引き分け。だが、今シーズンは引き分けがほとんどなかったことが勝ち点をこれだけ苦しくさせたことを考えると、やっと取れた引き分け。これが東京のアベレージだと思う。楽しいゲームだった。次も応援しないでゆっくりゲームを見ようかな。




ニックネーム びーた at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | FC東京の試合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月11日

へぎそばってどうなの?

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第31節
アルビレックス新潟 2-1 FC東京
2007年11月10日 東北電力スタジアム

 新潟に行くといつも、駅近くの「富寿し」でお寿司を食べるのが楽しみ。たぶんもっとおいしいお店が他にあるのだろうが、2年前にたまたま入った時においしくて安かったのでそれ以来行き続けている。この日はランチ。13カンぐらい入って味噌汁に茶碗蒸し付きで1200円。特に甘えびがうまい。素晴らしい。新潟エライ。ただ、試合後に初めて入ったそのはす向いのへぎそば屋は全然駄目。一軒だけで判断しちゃあいけないが、味も香りも素っ気もない冷やっこいだけのそばに「これが名物?」と落胆。吉乃川がうまかったことだけ良しとしよう。新潟のお酒はエライ。


 さて試合。「収穫は勝ったことだけ」なんていう常套句があるが、それに倣えば「収穫は負けたことだけ」。収穫じゃないか。でも、特に何とも言いようのない、新潟までただ負けにいった試合という印象は否めない。

 それと、前回のTDK戦の時の文章をちょこっと訂正。あの日に限って古くからの(野次の得意な)ファンが多くいたわけではなく、どうやら最近の東京サポーターの多くが小言と愚痴モードになっていることを、この日のスタンドで再確認。ナオのあさっての方向へのクロス、ユーヘイの緩慢プレー、ディフェンダーとしての動きがまったくできないノリオ、シンゴの「それを外しちゃFWじゃないでしょ」ヘディングを外すシーンなどに、容赦のない野次、というよりも、独り言の大きいやつが飛びまくる。中でも一番多かったのが「走れ!」だ。

どういうわけか、常にボランチの付近に大きなスペースがある。だからカウンターを受けると一気に最終ラインの勝負に持ち込まれる。塩田がいくら頑張ったとはいえ、あれだけ何度も激しい攻撃を受ければ、いつかほころびるのは目に見えていた。コンちゃんの出来が非常に悪く、連係もないままにヤケクソみたいにあっちこっちに出て行くもんだから、中盤が混乱してしまった。珍しく、ラフプレーもやってしまった。

チーム状態が良くない時に、ガムシャラに動いてやろうというコンちゃんの意図はとてもよくわかる。が、ガムシャラとヤケクソは違う。強気と馬鹿も違う。こだわりと一つ覚えも違う。若さと新鮮さも違う。この1年の話ならまだいい。しかし、一体何年同じことを繰り返しているのか。そんな思いが、あの川崎戦の0-7で一気に決壊してしまった。あの試合のダメージは、数試合で回復できるものじゃない。おそらく今年いっぱい、そして来年の体制が決まるまでかかるだろう。つまり、今シーズンはあの試合でもう終わったのだと、多くの人が感じているんじゃないかと思う。

 東京といえば引っ張り出されるいくつかのコピー。サイドを一杯に使って、攻撃的、快足の、堅守、勢いのある、若いタレント揃いで、といったフレーズが、ふと気がつくと今はすべて使えなくなっている。見ていてハッとするような動きがないし、みんな年寄りに見える。しかし、何度も言うが選手は責めない。そういうコンディション、そういうモチベーションの選手を使わざるを得ない状況を作ってしまった監督、コーチ、フロントの問題だ。森村をベンチ入りさせたのなら使わなきゃ。八田も見たい。とにかくフレッシュで、気持ちのいいものが見たい。勝敗はその次だと、東京サポーターはずっと言い続けてきたはずなのに、なんでこんなに小さいサッカーになってしまっているんだろう?

 とは言いつつ、けっこう気楽な気持ちでもいるのである。それは、こっちもガムシャラな応援をやめているから。味スタでも、いつもの場所を離れて人の少ないところでじっくり見てみたり、ゲームとして普通にサッカーが見られる。だからこそ、余計にアラが見えてしまうんですけどね。おまけに、ヨーロッパではチャンピオンズ・リーグなどというものがちょうどやっているのも良くない。あれを見てしまうと、こっちでやっているのがサッカーだか何だかわからなくなってしまう。だからこっちがサッカーで、向こうはスーパーサッカーだということにしている。


ニックネーム びーた at 00:31| Comment(0) | TrackBack(0) | FC東京の試合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

 

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posted by 269g